自動車の賢い使い方

前回は中古自動車の賢い選び方について解説しました。今回は自動車の賢い使い方について解説していきます。自動車も使い方で色々なくせがつきます。特に最近の自動車はコンピュターに学習機能がついていて、その人のくせにあった様にフィーリングが変化します。なるべく良いくせを付けたいものです。その付け方について解説します。

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走る(加速)事での注意点

まず発進からの加速ですがアクセルを一杯踏み込んだいわゆる急加速は燃費を悪くしますが、反対に殆ど踏み込まない運転もエンジンに対して良くありません。これを続けるといわゆる「回らないエンジン」となります。適度に高回転迄引っ張ってシフトアップをすると、スムーズな加速が出来エンジンもスムーズに回る様になります。

加速が終わればアクセルを一定にして定速運転を行います。よく見られるアクセルを頻繁にON・OFFさせる「あおり運転」は燃費に対してよくありません。又同乗者も車酔いをする事があります。加速が終われば速度を一定に保つのが上手な運転といえます。

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クリーンディーゼル

引用:http://tenbou.nies.go.jp/

最近乗用車にもディーゼルエンジンが搭載されてきました。ガソリンエンジンがガソリンと空気の混合気に点火プラグで火を点けて燃やすのに対して、空気を高圧縮高温にしてそこに軽油を噴射して燃やすのがディーゼルエンジンです。ディーゼルエンジンは黒鉛(煤)が問題でした。そこでDPF「Diesel Particulate Filter」が開発され煤を燃やす様にして、大気に出さない様にしたのがクリーンディーゼルです。もう一つクリーンディーゼルでよく聞くのがアドブルー(AdBlue 尿素水溶液)です。高温高圧の状態ではNox(窒素酸化物)が大量に出ます。排気ガスを浄化する為アドブルーを噴射して窒素と水に分解します。この方式は大型トラックやハイエースが使用しています。これに対してマツダでは圧縮比を低くしてNoxの排出量を抑えました。但しこの場合は煤が多量に出ますので、大きなDPFで燃やしています。

前置きが長くなりましたがクリーンディーゼルの運転では煤が問題となります。加速時ある程度引っ張って加速する事が重要で、燃費を気にするあまりエンジンを回さない運転をしていると、噴射ノズルに煤が堆積してエンジンの調子が悪くなります。エンジンはある程度回して煤を焼き切る運転が必要です。

ハイブリッド

引用:https://ja.wikipedia.org/

最近ポピュラーになりましたハイブリッド車ですが、ここでもいくつか注意点があります。

  1. 発進時はモーターだけで発進を行う。
  2. 高速走行では一定速を心がけ急加速は避ける。
  3. 減速時は回生ブレーキをうまく使用する。

以上をうまく活用すると燃費が大きく向上します。

曲がる(旋回)事での注意点

コーナーを曲がる時の注意事項ですが、「スローインファーストアウト」という言葉があります通り、コーナー手前で十分減速しコーナリング中はアクセル一定若しくは少し加速加減で抜けるという事です。自動車はアクセルONの状態が安定しています。一番不安定なのがブレーキング時です。コーナーへオーバースピードで突っ込みコーナリング中にブレーキを踏む事が一番危険な走行です。

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ショックアブソーバー

引用:http://www.kybclub.com/

自動車のサスペンションにはスプリングとショックアブソーバーが必ずセットになって付いています。その内衝撃を受け止めるのがスプリングでスプリングの動きを抑制するのがショックアブソーバーです。ショックアブソーバーがだめになると、自動車の揺れが収まらなくなったりコーナーでガクンとロールする様になります。走行が不安定になりますのでへたって来たら早目の交換が必要です。

スタビライザー

引用:https://ja.wikipedia.org/

スタビライザー別名アンチロールバーとも言います。その名の通りロールを抑制するものです。スタビライザー本体がへたる事は滅多にありませんが、サスペンションに取り付けスタビライザーとを結んでいるリンクのブッシュがへたる事があります。こうなるとブッシュのガタの分スタビライザーの効きが悪くなります。ガタがあれば交換が必要です。

タイヤ

引用:https://tyre.dunlop.co.jp/

自動車と路面をつないでいる唯一の部品です。低燃費に特化したもの、消音に特化したもの、グリップ力に特化したもの、オールマイティーな特性のもの等色々な種類が発売されています。ご自分の走り方にあったものをチョイスして下さい。尚溝の話しですが溝は雨天時水を排水する重要な役目を持っています。うまく排水出来ないとタイヤと路面の間に水が入り、接地面積が少なくなります。いわゆる「ハイドロプレーニング」現象がおきグリップ力が極端に低下して氷の上を滑っている様になります。法令での残り溝合格ラインは1.6mm以上ですが4mm位になったら交換する事をお勧めします。

止まる(減速)事での注意点

ブレーキングは優しく行って下さい。急ブレーキは良い事は一つもありません。タイヤは早く磨耗しますしブレーキパッドの減りも早くなります。なにより同乗者がとても不安になります。エンジンブレーキを十分活用し、じんわり優しくブレーキを踏みましょう。

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ブレーキパッド

引用:https://www.google.co.jp/

ブレーキを踏むとブレーキディスクに接触して摩擦力を発生させます。新品は約10mmで残り1mmになったら交換時期となります。

ブレーキディスクローター

ブレーキローターとも呼ばれタイヤと同じく回転しています。ブレーキパッドが押し付けられる事により回転差が生じブレーキ力が発生します。こちらもブレーキパッド同様使用するうちに減ったり表面が凸凹に荒れてきたりします。そうなったら交換が必要です。

ブレーキフルード

ブレーキペタルの踏力をブレーキパッドに伝える役目をしています。以下の特性が求められます。

  1. 粘性が低い。
  2. 圧力による体積の変化が小さい。
  3. 凝固点は-50 ℃以下、沸点は200 ℃以上である事。
  4. シール類を傷めない。

水分の吸湿性が高く水分が混じると沸点が下る為、定期的な交換が必要である。グレードにより、DOT3 DOT4 DOT5 がある。

普段のメンテナンス

普段の定期メンテナンスは以下の通りとなります。

エンジンオイル

最近は燃費を意識して粘度の低いオイルが使用されています。

  • SN  0W-20
  • メーカー指定交換時期 15,000Km

が多くなっています。交換時期はもう少し早いほうがエンジンのためには良いと思います。

オイルフィルター

エンジンオイルに含まれるカーボンを除去する役目をもっています。

  • メーカー指定交換時期 30,000Km

つまりエンジンオイル交換二回に一回の割合で交換する事が推奨されています。こちらももう少し早めの交換がよいと思います。

ATF(オートマティク・トランスミッション・フルード)

乗用車の98%がATの時代です。ATFは二つの役目を持っています。

  • エンジンの動力をミッションに伝える。
  • ミッション各部の潤滑と各バルブ・クラッチを作動させる。

メーカーでは無交換を謳っていますが、作動油ですので必ず老化します。定期的に交換した方が良いと思います。但し60,000Km以上無交換で走行されている場合は、ミッション各部にスラッジが溜まっており下手に交換するとそのスラッジが油圧回路に詰まる恐れがある為、交換はしない方が良いと思います。

LLC(ロングライフクーラント)

冷却水の凝固点を下げる目的で水に混合するものです。通常は-30℃位に設定されています。最近のものは7年間無交換を謳っています。トヨタなどは赤色、日産などは緑色をしていますが、効能は同じものです。要は水だけでなく混合されているという事がわかる様にしているという事です。

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今迄の話しでメンテナンスの重要性がご理解出来たと思います。大事な車検は ↓

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まとめ

自動車の賢い使い方について説明してきました。少しでもご参考になればと思います。最近はメンテナンスフリーが進み自動車は乗るだけの方が増えましたが、どうしても定期的なメンテナンスは必要です。きちんとメンテナンスした上で人や自動車に優しい運転を行いましょう。

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